神奈川県議会 2014-02-19 02月19日-04号
現在、我が国においては、胃ろうや点滴栄養により延命治療をしている方が多数いらっしゃるという現実がありますが、こうした状況が長く続くということは、いわば不健康寿命が長いということになり、クオリティー・オブ・ライフの低下につながるものであります。
現在、我が国においては、胃ろうや点滴栄養により延命治療をしている方が多数いらっしゃるという現実がありますが、こうした状況が長く続くということは、いわば不健康寿命が長いということになり、クオリティー・オブ・ライフの低下につながるものであります。
さまざまな専門家のレポートを読んでみますと、スウェーデンなどでは、高齢、あるいは終末期を迎えれば、口から食べられなくなることは当然のことであり、むしろ胃ろうや点滴栄養で延命を図る治療の方が、非倫理的で老人虐待でさえあるという認識が広まっているようであります。
世界同時不況という事故に遭い、集中治療室に運ばれた瀕死の重傷の日本が必死の治療で何とか一命を取りとめ、あともう一歩山を越えればいずれ大部屋に移れるといったときに、病気を根本から直すには体質改善をしなければならないと無理やり人工呼吸器を外し、点滴栄養も外し、食事療法を始めるようなものであります。今は、命を取りとめることが大事で、体質改善は元気になって大部屋に移ってからやってほしいのであります。